短期間でダイエットを成功させるのは難しいイメージがありますが、ウエストを細くするのは意外と簡単。最短1週間で憧れのウエストを手に入れられます。

「ダイエットが続かない」「海に行く日までにウエストを細くしたい」などという人は短期間で効率的にウエストを引き締めましょう。ここでは、短期間でウエストを細くするために必要なことやウエスト痩せに効くダイエット方法などについてご紹介いたします。

1週間で細くするために必要なこと

ウエストは最短1週間でダイエットできます。とはいえ、むやみに運動したり、食事制限したりしても、ウエストに効果が出ないことは珍しくありません。短期間でウエストを引き締めたいなら、必要なことを知って効率的にダイエットするのが大切です。

では、短期間でウエストを細くするためには何が必要なのでしょうか。

脂肪を落とす

ウエストを細くするためには、脂肪の燃焼が欠かせません。脂肪を燃焼するためには、基礎代謝を上げたり、消費カロリーを増やしたりすることが効果的です。

基礎代謝を上げる

基礎代謝とは、生命を維持していくために必要なカロリーのことです。内臓を動かしたり、体温をコントロールしたりするために使われていて、寝ているだけでも消費されます。

基礎代謝は特別な運動をしなくても消費されるため、基礎代謝を上げることで、脂肪が燃焼しやすくなります。基礎代謝を上げる方法はいくつかありますが、短期間で基礎代謝を上げたい場合は筋肉量を増やして、筋肉を維持するために使われる基礎代謝を高めるのが良いでしょう。

消費カロリーを増やす

体内で生命を維持したり、体を動かしたりするためのカロリーが不足すると、脂肪を燃焼しエネルギーを作り出します。そのため、ダイエットでは、消費カロリーを摂取カロリーよりも増やすことが重要です。消費カロリーを摂取カロリーよりも増やしたい時は運動や体操で体を動かしてエネルギーを消費しましょう。

3つの筋肉を鍛える

短期間でウエストを補足するためには、お腹にある3つの筋肉を鍛えることも重要です。筋肉を鍛えれば、ウエストが引き締まるだけでなく、代謝が上がるため、痩せやすい体型も手に入ります。

腹直筋

腹直筋はお腹の正面にある筋肉です。腹直筋を鍛えれば、ぽっこりと前に出たお腹が引き締まるだけでなく、お腹に力を入れやすくなります。お腹にぐっと力を入れられるようになると、便秘の改善に効果を期待できるでしょう。便が溜まっていると、お腹がぽっこりと出てしまいますが、腹筋を鍛えて排便をスムーズにすれば、短期間でもぽっこりお腹を改善できます。

腹斜筋

くびれがない寸胴体型であれば、シルエットは美しく見えません。よって、魅力的なウエストに近づくためには、くびれを作ることが欠かせません。くびれを作るためには、斜めに存在する腹斜筋を鍛えるのが効果的です。

腹横筋

腹横筋はお腹の横に付いている筋肉です。ベルトのような形で存在しているため、腹横筋を引き締めれば、ベルトをぐっと締めた時のようにお腹がへこみます。また、腹横筋はコルセットのような役割も果たしているため、腹横筋を鍛えれば、体が安定します。

体が安定して姿勢が良くなれば、血流やリンパ循環がスムーズになって基礎代謝のアップも期待できるでしょう。

広告

ウエストを細くする前の準備

短期間でウエストを細くするためには、運動や体操の効果を高めるための準備が大切です。しっかりと準備して効率的に運動や体操を行い、短期間でウエストを引き締めましょう。

食べ過ぎをやめる

どれだけ運動や体操をしても、食事を摂りすぎると、消費カロリーは摂取カロリーを上回りません。反対に、厳しい食事制限を課して、筋肉を成長させるための栄養素が不足すれば、運動や体操の効果が減ります。

そのため、短期間でウエストを引き締めたい人は栄養バランスの整った食事を適切な量だけ食べる必要があります。ダイエット中は一日の摂取カロリーを目標体重×25〜35(kcal)にとどめ、栄養バランスの整った食事を摂って、体調を整えましょう。

しっかりと睡眠を取る

ウエストの引き締めと睡眠は関係ないと考える人もいるかもしれませんが、短期間でウエスト痩せを目指すなら、良質な睡眠を取ることが欠かせません。睡眠がウエスト痩せに関係するのは、筋肉の成長や代謝アップに関わる成長ホルモンは睡眠中に分泌量が増えるからです。

睡眠不足で成長ホルモンの分泌量が不足していれば、運動や体操をしても十分に効果を得られないので、短期間でウエストを細くしたいなら、良質な睡眠をとりましょう。良質な睡眠を取るためには、生活リズムを整えたり、睡眠前にリラックスしたりするのがおすすめです。

体を温める

体温が低下すると、体中の細胞の働きが低下して代謝が落ちます。また、体が冷えて血行が悪化すれば、むくみが起こることも多いです。代謝が落ちてむくみが起こると、痩せにくくなったり、お腹が太って見えたりするので、ウエストを細くしたい人は体を温めましょう。体を温めたい時は、温かい飲み物を飲んだり、ゆっくりと湯船につかって入浴したりするのがおすすめです。

広告

短期間でウエストが細くなる運動

準備が整ったら、実際にウエストを引き締めていきましょう。ウエストを細くする効果を期待できる運動や体操のやり方をご紹介します。

腹筋

  1. 仰向けで寝ころびます。
  2. 膝を90度に立てて、両手を頭の後ろに置きます。
  3. 腹筋を使ってお腹を丸めます。
  4. 元の体勢に戻ります。
  5. 15回×3セットを目標に繰り返します。

ウエスト痩せの方法として一般的な腹筋は腹直筋を鍛えられるトレーニングです。運動不足の人は辛いと感じるかもしれませんが、1週間で痩せることを目標にすれば、頑張って続けられるでしょう。

なお、腹筋をする時は、体全体を使うのではなく、腹筋だけを動かすイメージで行うと効果的です。集中的に腹筋を鍛えて、短期間でウエストを細くしましょう。

ツイストクランチ

  1. 仰向けに寝転び、両手を頭の下に置きます。
  2. 背中を床に付けたまま、右肘と左膝をくっつけます。
  3. 元の体勢に戻ります。
  4. 同じように左肘と右膝をくっつけます。
  5. 元の体勢に戻ります。
  6. 15回×3セット繰り返します。

ツイストクランチは腹斜筋を鍛えるのに効果的な運動です。体をひねることで、綺麗なくびれを作ります。90度に曲げた膝に肘を付けにいくイメージで、体をひねりながらお腹を丸めて、筋肉に刺激を与えましょう。

ドローイング

  1. 大きく息を吸い込んでお腹を膨らませます。
  2. 限界まで吸い込んだら息を止めます。
  3. 大きく息を吐きだしてお腹をへこませます。
  4. 完全に息を吐いたら、30秒キープします。
  5. 5回×5セット繰り返します。

ドローイングは腹横筋に刺激を与えられる運動です。どこでも簡単にできますが、正しい方法で行えば、高い効果を実感できるので、多くの芸能人もトレーニングに取り入れています。お腹の筋肉を意識しながら、綺麗な姿勢で行えば、効果を高められます。

オチョダイエット

  1. 足を肩幅に開き、背筋を伸ばします。
  2. 左腰骨を左前方から左後方に回します。
  3. 右側も同様に動かします。
  4. 8回×8セット繰り返します。

オチョダイエットは俳優やトレーナーとして活躍する進藤学さんによって考案されてダイエット方法です。腰を8の字に動かす体操で、ウエスト痩せを目指します。上半身は正面を向けたままキープしましょう。

フラフープ

  1. フラフープを持って立ちます。
  2. 足を腰幅に開き、膝を軽く曲げます。
  3. フラフープを腰にぴったりと付けます。
  4. フラフープを片手で押すように回します。
  5. 腰を前後に動かしてフラフープを回し続けます。

フラフープはお腹周りの筋肉を刺激できるエクササイズです。左右どちらかのみに回していると、筋肉の付き方に差が出るので、右回しと左回しを均等に行うように意識しましょう。

初めは、右回り5分間、左回り5分間の合計10分を目標に回し続け、慣れてきたら時間を増やすのがおすすめです。

細いウエストをキープするための方法

短期間でウエストを細くしても、すぐにぽっこりお腹に戻ってしまえば、努力は水の泡です。頑張ってウエストを細くしたら、理想のウエストをキープするために努力しましょう。細いウエストを太くしない方法を見ていきます。

腹式呼吸

腹式呼吸をすると、お腹の奥にある筋肉を刺激できます。また、腹式呼吸をすると、大胸筋も動かせると考えられています。大胸筋は大きい筋肉なので、鍛えて筋肉量を増やせば、代謝が良くなって脂肪が付きにくくなります。

さらに、腹式呼吸には自律神経のバランスを整えて、体をリラックスさせることもできます。リラックスすると、ダイエットによるストレスが軽減されて、快適にダイエットを継続できるでしょう。

姿勢改善

最近は、スマホやパソコンの使い過ぎや運動不足の影響で猫背になっている人が多いです。しかし、猫背になっていれば、血行が悪くなって基礎代謝が低下します。また、背中が丸まれば、お腹に脂肪が集まるので、ぽっこりお腹に近づく可能性も高いです。

引き締めたウエストをキープしたい人は、意識的に背筋を伸ばして姿勢を改善し、代謝の低下やぽっこりお腹を予防しましょう。

有酸素運動

細くしたウエストをキープするためには運動も欠かせません。脂肪の燃焼に効果を期待できる有酸素運動を行って、お腹に脂肪がつくのを防ぎましょう。ウォーキングやジョギング、ヨガなどの有酸素運動は運動が苦手な人でも続けやすいと思います。

なお、有酸素運動は30分から1時間程度継続して行うのが大切です。運動時間が短すぎると脂肪が燃焼されず、運動時間が長すぎると代謝が落ちることがあるので、適度な長さで運動して、脂肪を燃焼させましょう。

食事制限

短期間でウエストを引き締めても、理想の体型を手に入れた後に食べ過ぎれば、すぐにぽっこりお腹に戻ってしまいます。引き締まったウエストをキープしたい人はカロリーコントロールを続けて、摂取カロリーが消費カロリーを大幅に上回らないように注意しましょう。

また、カロリーを抑えていても、栄養バランスが乱れた食生活を送っていれば、有酸素運動などの効果を十分に得られません。綺麗なウエストをキープしたいなら、偏食をやめて栄養バランスが整った食事を摂り続けましょう。

まとめ

正しい方法でダイエットすれば、短期間でも引き締まったウエストが手に入ります。ダイエットが続かずに悩んでいる人や予定までにウエストを細くしたい人は脂肪の燃焼を促し、お腹の筋肉を刺激する運動で理想の体型を目指しましょう。