便秘解消でお腹スッキリ!「落下腸マッサージ」のやり方はコチラ!

 

便秘にお悩みの皆様、「落下腸」という症状をご存知でしょうか?落下腸はテレビや雑誌で特集され、便秘の原因として知られるようになりました。

便秘が続くとお腹がポッコリ、肌荒れや腹痛なども引き起こします。また、痩せたいと思っていても、便秘だとダイエットの効果が薄れてしまいます。何とかして改善したいですよね。

そこで取り入れたいのが「落下腸マッサージ」。腸のマッサージを行うことで便秘改善が望めます。便秘が改善すれば、下っ腹のサイズダウンも叶い一石二鳥です。

今回は落下腸の基礎知識と、便秘を改善する落下腸マッサージのやり方を紹介します。

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落下腸とは?

落下腸とは、大腸の位置や形が正常ではない状態です。落下腸の人は腸が本来の場所からズレている、不必要に長くなってしまった、形がいびつな腸の状態です。

健康な人の大腸は、縦に伸びる”上位結腸”と”下位結腸”がしっかりと固定されています。盲腸のあたり、胴体の右下から直腸にむかって、「コの字」を描くように収まっています。具体的には、後腹膜という腹部の膜に沿って埋め込まれ、上位結腸と下位結腸が左右対称な位置にあるのが本来の位置です。

ところが成長の過程やひどい便秘などにより、大腸が固定されずにぶら下がったり、下に落ちる場合があります。これが「落下腸」です。落下腸の程度がひどいほど、便秘や腸内環境が悪化しやすくなります。

落下腸は生まれつきなりやすい人もいますが、便秘の程度によっても進行します。

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落下腸と便秘の関係

落下腸だと大腸が固定されていないために、ぐねぐねと曲がりくねってしまいます。便が通過できるのは90度程度の曲がり角ですから、それ以上に曲がりくねっていると、便が詰まりやすくなります。

便が詰まった状態が続くと大腸が圧迫され、腸が伸びることに。伸びた大腸はどんどん下へ引っ張られてさらに落下します。さらに落下腸が悪化するという負の連鎖に。深刻な便秘を持っている人は、大腸の曲がり方や位置が大幅にずれている可能性があります。

不必要に伸びて曲がった大腸では、慢性的な便秘になりがちです。ポッコリお腹の原因にもなり、体型にも影響してきます。

落下腸自体を完璧に治すことは難しいです。しかし落下した大腸を移動させて便通を促すことは可能。腸を揉んで便のつまりを解消してあげましょう。

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落下腸かどうかチェックしてみよう!

便秘改善に良い食べ物を食べても便秘が治らない、運動習慣があるのに便秘など、ガンコな便秘にお悩みなら落下腸ではないか調べてみましょう。

落下腸の人は以下のような特徴があります。

・幼い頃から便秘である
・便秘によって腹痛が起きる
・便秘の後に下痢になる
・運動しなくなると便秘がちになる
・立っていても下腹部がポッコリ出る

2つ以上の項目に当てはまると落下腸の可能性が高いです。下腹部が出ているのは脂肪かどうか判断しづらいかもしれませんが、寝ている時より立っている時の方がお腹が出るのが特徴です。

体は痩せているのに下っ腹だけポッコリ出ているという場合は大腸を調べてみましょう。近年の研究で便秘を抱える日本人の多くは、大腸の位置や形により便秘が慢性化していることが明らかになりました。

もちろん、詳細な検査や診断を受ける場合は病院を受診しましょう。

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落下腸マッサージのやり方

落下腸マッサージは腸をほぐすマッサージ。ゆったりとリラックスして行いましょう。マッサージのタイミングは、朝食を食べる前か就寝前が良いです。

マッサージなら物理的に刺激を与えられるので、1日目や2日目から便通がある人もいます。毎日続けて大腸の活動を手助けしましょう。

1.仰向けに寝て両膝を立てる

腰の下にクッションや座布団などを挟み、10センチ程度腰を浮かします。バスタオルを丸めたものなど、柔らかいものなら他のものでも良いです。

2.腸を押し上げる

恥骨のあたりからおへその下に向かってマッサージします。両手を使ってゆっくりとお仕上げましょう。「グッグッグッ」と、お腹が少しへこみ痛みのない程度の力を加え、1分間続けます。

落下腸はぶらぶらと垂れ下がっている状態なので、マッサージをすれば簡単に位置が動きます。大腸を押し上げて便が通る隙間を作ってあげます。

3.S字結腸を刺激

おへその下を揺らすイメージで突きます。1分間ほど上下に移動させながら揺らし、S字結腸に刺激を与えます。

落下腸マッサージはこれで完了です。簡単なので続けやすいですね。毎日続けることが大切です。

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日頃の姿勢を意識する

落下腸をはじめ、便秘やポッコリお腹には姿勢が関係しています。猫背で前かがみの姿勢が続くと胃腸が圧迫されて下に下がってきます。結果的にポッコリとお腹が出てしまうのです。

日頃から姿勢を正して背筋をまっすぐ伸ばしていれば、内臓が活動できるスペースが広がり、大腸も引き上げられます。

便秘改善のためにも大腸の活動のためにも、正しい姿勢を意識しましょう。