突然ですが縄跳びの経験はありますか?
小学生には定番の遊びです。幼い頃、友達と縄跳びをして遊んだ記憶がある人も多いのではないでしょうか。あやとび、二重跳び、三重跳びと、競い合って遊んだものです。
そんな縄跳びが、ダイエットにも良いと注目されています。縄跳びならば特別な訓練も要らず、取り入れやすいですね。
運動ですから体に良いのはわかりますが、なぜダイエットにも関係するのでしょうか。今回は、縄跳びがダイエットに与える影響、縄跳びダイエットのやり方を紹介します。
縄跳びがダイエットに効果的なのはなぜ?
縄跳びがダイエットに効くのはなぜでしょうか。縄跳びは楽しいだけではなく、実は機能的な運動なんです。
有酸素運動になる
縄跳びはジョギングや水泳と同じ有酸素運動です。全身の運動量を増やすと、体はより多くの酸素を取り込もうとします。ちょうど「息が上がって」いる状態。次に、取り込んだ酸素を届けるために体内の血液の流れを活発にして、心肺の働きが良くなります。
そのため有酸素運動を習慣化すれば、心肺機能の向上や冷えの改善が可能です。
しかし、ジョギングや水泳などの有酸素運動は、一度やるだけでかなりの体力を消耗しますよね。泳いだ後にお仕事に行くのも大変です。
その点、縄跳びならば手軽にできて簡単な有酸素運動なので、毎日の空き時間でこまめに行うことができます。
全身を動かす
縄跳びは下半身を使う運動だと思いがちですが、肩から腕、足先に至るまで全身を使います。そのため全身の筋肉をつけることができ、代謝アップが期待できます。
代謝が向上すれば、老廃物の排出や脂肪の燃焼が効率化します。縄跳びは体脂肪が燃焼しやすい体作りにピッタリな運動なのです。
ストレス発散になる
カロリー計算、空腹の我慢など、ダイエット中はストレスが溜まりやすいもの。縄跳びで数分間跳ねるだけでもリフレッシュになります。
「カロリーの高いものを食べてしまった後は縄跳びをする!」と何かルールを決めるのもいいですね。脂肪と一緒に、罪悪感も燃やしてしまいましょう。
縄跳びダイエットのやり方やポイント
縄跳びダイエットのやり方
縄跳びダイエットはいたってシンプル。1回あたり10分程度、縄跳びをするだけです。
初めのうちはまっすぐに飛ぶだけでも良いです。2-3分ごとなど、疲れたタイミングで30秒ほどの休憩を入れても構いません。
慣れてきたら跳ぶ時間を長くしたり、跳び方を変えると体への負荷が増えて効率が上がります。
縄跳びダイエットのポイント
縄跳びダイエットは誰かと競う競技ではなくダイエット。跳ぶ回数よりも跳び続ける時間の方が大切です。そのため、回数や途中の失敗を気にする必要はありませんよ。
あくまでジャンプをして脂肪を燃やすことが第一目標です。
縄跳びに慣れてきたら跳び方のバリエーションを増やしてみましょう。
・片足跳び
・二重跳び
・あやとび
・はやぶさ
など、腕や足の動きを変えてみましょう。
ボクサーのトレーニングを思い浮かべると分かりやすいです。色々な跳び方ができるようになると楽しんでできますよ。
縄跳びダイエットの注意点
縄の重さ
縄跳びの縄は100円ショップにも売っています。初めのうちは安いものでも十分です。
より筋肉をつけたいなら、スポーツショップに売っている重みのある縄が適しています。腕にかかる負荷が上がり、重みで縄を回すスピードを上げることもできます。
準備運動
縄跳びダイエットをやろうと思っても、縄跳びは子供の時以来の人が多いもの。縄跳びの前に、アキレス腱を伸ばす、屈伸などの準備運動を行いましょう。
靴や地面の固さ
縄跳び中はジャンプの衝撃が足に伝わります。底が柔らかい靴で行いましょう。また、地面が柔らかい方が縄跳びには向いています。
スニーカーを履いて庭や公園で縄跳び、というのが一番簡単です。一戸建てであれば、マットを敷いて家の中でも行うのも良いですね。
水分補給
有酸素運動全般に言えることですが、こまめに水分補給をしましょう。縄跳びは長く続けるとエネルギーを激しく消耗します。脱水症状にならないよう、スポーツドリンクなどの飲み物を持って行いましょう。
「エア縄跳び」もオススメ!
縄跳びをやりたいけれど、広いスペースがない!そんなあなたに朗報です。
縄を使わない「エア縄跳び」という方法があります。その名の通り、”縄跳びをやっている風”の体勢でジャンプするだけ。
エア縄跳びなら周囲に気を遣ったり、天候を気にする必要がありません。縄を置いておく必要がないので、子育て中のママさんも安心です。
きちんとジャンプできているか心配な人には、エア縄跳び専用の道具も販売されています。重りのついた縄跳びの”持ち手”で、持ち手を持ちながらジャンプすることで縄跳びのフォームを再現できます。
エア縄跳びは、室内でこっそりダイエットしたい人にもおすすめのダイエット法です。