ダイエットを頑張っているのに、なかなか痩せない。特に、ポッコリとしたお腹のお肉が落ちない。
ポッコリお腹は、食べる量を減らすだけではダイエット効果が出にくいものです。運動をして体の内側から脂肪を減らす必要があります。
そんな時には、お腹の脂肪にダイレクトに働きかける「エア自転車こぎ」が注目されています。
エア自転車こぎは自宅でもでき、広いスペースも不要なお手軽ダイエット法です。食事制限やカロリー計算などでは痩せない場合は、一度試していてはいかがでしょうか?
今回はエア自転車こぎの効果とやり方を紹介します。
「エア自転車こぎ」とは?
エア自転車こぎとは、その名の通り「自転車をこぐ真似をする」ダイエットです。実際に自転車を使うわけではないので、天候に左右されることなく行えます。
また、自宅でできるため、広いスペースや道路も必要ありません。一見すると難しそうな名前ですが、お手軽に始められる簡単なダイエット方法なのです。
エア自転車こぎダイエットは、お腹はもちろん下半身の様々な部分に効果の出やすい方法です。
続けやすいところが魅力のダイエットなので、毎日継続することが大切ですよ。
エア自転車こぎの効果
エア自転車こぎは「むくみ解消」「脂肪の減少」「引き締め」効果があります。
むくみ解消
エア自転車こぎダイエットで即効性が高いのが「むくみ」への効果です。足を上に上げる姿勢をキープするので、足の血液の流れが良くなりむくみの解消が可能です。
そのため、肥満だけではなく、むくみ太りタイプの人にも適したダイエット方法と言えます。
脂肪の減少
エア自転車こぎはダイエットになる運動。もちろん脂肪を減らすことが可能です。
・下腹部
・太もも
・お尻
特に上の3つの箇所に効果が出やすいです。
継続することで下半身全体のバランスも整います。
引き締め
エア自転車こぎは自転車をこぐ時の動きを繰り返すことから、続けることで徐々に筋肉がつきます。下半身全体を動かすので、腰回りや足全体を引き締める効果があります。
筋肉がつくことで代謝が良くなり、体をより痩せやすい状態に導きます。
エア自転車こぎのやり方
エア自転車こぎは、覚えてしまえばとても簡単です。動作に慣れるまで繰り返し練習してみましょう。辛い姿勢が続きますが、その分下腹部にしっかり負荷がかかっているのを感じ取ることができますよ。
1.柔らかい場所に仰向けに横たわる
ベッドやカーペットを敷いた床など、動いても痛くない場所でゴロンと横になります。
2.両足と頭部を上げる
ここから少々きつくなります。まず両足を天井に向けて上げ、次に頭を持ち上げます。腹筋に負荷がかかるのを感じられます。
3.自転車をこぐ動きをする
自転車をこぐ時と同じように、両足を回転させます。慣れるまでは体勢が維持できる回数だけ行い、無理はしないように。
4.こぐ動作を逆回転
姿勢をキープしたまま、こぐ方向を逆にします。逆回転したら、前の動作と同じ数だけこぎます。右回りに30回こいだら左回りに30回こぐ、という具合です。
エア自転車こぎのポイントや注意点
足の角度や動き
エア自転車こぎは本物の自転車を使わない分、姿勢を意識しないとキープするのが難しいです。
特に足首の角度を直角にするよう気をつけて。自転車をこぐ時は、ペダルに対して足首が直角になっていますね。見えないペダルがあるつもりでこぎましょう。
また、エア自転車こぎでは足を上げます。疲れてくると足が開きがちに。両足は平行に上げ、開かないよう意識しましょう。正面に向かってまっすぐに動かすことで、自転車をこぐ時と同じように足のバランスが整います。
回数
エア自転車こぎは、体質や運動経験に合わせて回数を決めます。初めのうちは50回にしてみましょう。慣れてくると70回、100回と回数を増やしていきます。
もともと足の筋肉がある程度ある人なら、少しきついと感じるくらいの回数に設定します。
呼吸の仕方
エア自転車こぎに慣れてきたら、呼吸を意識してみましょう。息を鼻から吸いながらお腹を膨らませ、口から吐きながらお腹をへこませます。
自転車をこぐ動作に合わせて行えば、下腹部のダイエット効果が高くなります。
いつやるべきか
エア自転車こぎダイエットはいつでも可能です。効率を上げたいならば、体の温まっているタイミングがベスト。
入浴後やマッサージ後など、温まっていて血の巡りが良いタイミングで行いましょう。
ホンモノの自転車に乗るのも効果的!
当たり前のことですが、本物の自転車をこぐのもお腹ダイエットに効果があります。坂道やでこぼこなどの環境から、お腹や下半身に自然と負荷がかかり、徐々に引き締まります。
近所を走ることから始めて、隣町まで買い物に行くなど徐々に距離を伸ばしていきます。エア自転車こぎと同様に、費用がかからず「続けやすい」ところが魅力的です。
風景を眺めたり、お出かけが好きな人は本物の自転車をこぐ方が向いているかもしれません。エア自転車こぎダイエットで物足りなくなったら、まちを自転車で駆け抜けてみてはいかがでしょうか。