くびれのあるかっこよいボディラインになるためには、色んなエクササイズがありますが、ただ細いウエストになれば良いわけではありません。くびれには理想的なバランスがあるのですよ。
身長、体重、バストとヒップのサイズによって、キレイなバランスのくびれのサイズは差がありますが、目安となるバランスの出し方があります。
そこで、理想のウエストくびれになるために必要な目標値と椅子に座った状態でもできる簡単なエクササイズの方法をご紹介します。
理想的なくびれの状態って?
くびれというのはいわゆるスリーサイズの真ん中になるウエストが細くなり、曲線が強調されるようなボディラインのことを指しています。
中世ヨーロッパの女性がコルセットでくびれを作ったり、ハイブランドを生み出した男性デザイナーが女性のくびれを復活させたなど、女性のスタイルとくびれは歴史の中でもキーポイントとなってきました。
人工的にコルセットなどでギュウギュウ絞めたウエストのくびれは不自然ですが、自然にウエストが細く引き締まったくびれは男女問わず憧れます。ダイエットをして曲線のなくなったボディラインよりも、バストとヒップとの凹凸が理想のくびれではないでしょうか。
理想のくびれの算出方法
理想のくびれには、黄金バランスがあります。一般的にはウエスト7に対してヒップが10になる黄金比が有名なのですが、このバランスは身長やバストなどは含まれないので、もっと詳しく自分の体型にピッタリの理想のくびれの算出方法をご紹介します。
理想のくびれの算出方法は身長に0.38をかける計算式を使って出します。
例:165センチ×0.38=62.7センチ
身長が低い人の方が細いウエストが求められるのですが、見た目の印象として身長が高いと全体的にスリムに見える傾向があるからでしょう。あくまでも目安の算出方法であり、バストとヒップのサイズによっても差がありますので、無理をしてまで算出したサイズに合わせる必要はありません。
お腹がぽっこり出てきてしまう原因
お腹のお肉がなかなか落ちない、ダイエットをして他は痩せてもお腹だけはぽっこりしてしまったりするのには原因があります。
内臓が下がる
内臓下垂という状態は痩せているのにお腹だけがぽっこりしてしまう原因です。胃下垂というのは知っている人も多いでしょう。その名の通り胃が正常な位置から下におりてしまうことです。
しかし、胃だけでなく小腸や大腸など他の臓器も下がってしまうことを内臓下垂と呼びます。内臓が下がってしまう原因は、骨盤底筋、腸腰筋、腹横筋などインナーマッスルが弱ってしまうからです。
腹筋などで鍛えられるのは、表面だけの筋肉なので内臓下垂を防ぐためのインナーマッスルにはなかなか届かないのです。内臓が下がると内臓が圧迫されてしまうので、血流は悪くなりますから、便秘しやすくなるなど嬉しくない影響が出てきます。
姿勢が悪くなる
お腹に脂肪がつきやすくなったり、内臓下垂などを引き起こすことに、日ごろの姿勢が大きく影響します。
とくに「反り腰」という状態の人はお尻が不自然に後ろに出て、お腹はぽっこりすることが特徴です。これは腰の上部に骨が前に倒れやすい姿勢を長く続けることが影響しています。
椅子に座ったままできるエクササイズ
お腹のくびれを作り、魅力的なくびれのボディライン作りのためはコアと呼ばれる深部の筋肉をしっかり鍛える必要があります。表面だけの筋肉トレーニングでは本物のくびれを作ることはできません。
ただ、キツい筋トレをするだけがくびれ作りの方法ではないのですよ。毎日の生活の中で座った姿勢で過ごす時間が長い人は、ワザワザ筋トレする時間を作り出すのも大変なので、オフィスや家庭で、椅子に座ったままできるウエストに効くエクササイズを紹介します。
座ってエクササイズ
1.背中のまっずぐ浅く腰掛けます。
2.ひざの角度は90度に近くなるように揃える。
3.カラダの横の床に落ちたものを拾い上げるようにひねり。
4.ひねりきった状態でかかとだけを床から5センチくらい浮かせる。
5.そのまま5秒間キープして最初の姿勢に戻す。
6.同じように反対側にもひねります。
7.左右1セットを5セット繰り返しましょう。
このエクササイズは、腹横筋にもくびれ作りに大切なポイントになる脇腹の腹斜筋にも効きます。
こっそりエクササイズ
座ったままくびれを作るエクササイズにはひねりを加えることがポイントです。ただし、オフィスでは大きくひねると仕事中には難しいので、こっそりできるエクササイズをご提案します。
1.椅子に浅く座ります。
2.お尻の横に手を置きます。
3.両膝をしっかり合わせて足の裏を床から少しだけ浮かせます。
4.浮かせたままで膝から下だけを右に振り3秒間キープします。
5.次に左に振って3秒間キープします。
6.左右に10回往復します。
7.ポイントは脚の筋肉ではなくお腹の筋肉を意識することです。
下腹の引き締めに効果がありますが、キツく感じる場合は浮かせたままキープすることからはじめても構いません。
座っている姿勢は常に背もたれを使わずに、膝、腰、肘ができるだけ90度になる姿勢を保つようにしましょう。