部分的に痩せたい時には、その部分を集中的に鍛えることが必要です。お腹痩せなら腹筋をするとか、太もも痩せならスクワットとか。
全身の減量にために効果的なウォーキングなどの有酸素運動とは違って、部分痩せには筋トレのようなハードな運動も必要になります。
そこが女性にとってはハードルが高くなるんですよね。筋トレは正しい知識を持って行わないと逆に部分的に太くなってしまうこともあります。だからむやみやたらに部分的な筋トレをするのは注意が必要なのです。
そこでご紹介するのがサランラップを使った部分痩せダイエットです。サランラップと言えば食品を保存するもので、どこの家庭のキッチンにも一つはあるでしょう。
食品を密封して保存するために使用するサランラップですが、その特徴を利用してお腹痩せや太もも痩せのダイエットに活用できるんですよ。
サランラップダイエットのメリットや方法についてご紹介します。
サランラップダイエットとは?
サランラップダイエットは、痩せたい部分にサランラップを巻くだけの簡単なダイエットです。サランラップは緊急時には医療現場でも使用されるほど密閉性があり、皮膚にもピタッと貼りつきます。
その特徴を生かしてお腹や太ももに巻けば、簡易的、そして部分的なサウナスーツになるわけです。サウナスーツは上半身と下半身に分かれているタイプがほとんどで、「お腹」「太もも」といったピンポイントで痩せたい時には使えません。
サランラップならそれが簡単に可能になるので、部分痩せには理想的なダイエットグッズになるのです。しかも、どこでも手に入るものなので利便性の面でも優れモノでしょう。
サランラップダイエットの効果
サランラップダイエットは、どうしてお腹痩せや太もも痩せなどピンポイントのダイエットに効果があるのか、その理由をご説明します。
発汗作用
サランラップをカラダに巻くと、途端にその部分が温かく感じます。これはサランラップの密閉力で皮膚の表面の温度を保温するからです。
ただ巻くだけでもじんわりと汗ばむようになります。人間のカラダから汗が出るのは、体温が上がった時にそれを下げるために汗が出ます。
汗が皮膚の表面から蒸発する時に皮膚の表面から気化熱として奪っていくことで体温を下げる効果があるからです。
サランラップを巻いた部分は蒸発しないことや保温効果で大量の汗が出ます。そしてむくみがなくなることでスリムになります。
代謝アップ
カラダを動かすエネルギーになるのは、食べ物から摂取したカロリーです。そのカロリーとして消費させることが代謝です。
お腹痩せなど部分的に痩せたい時には、その部分の脂肪を代謝させて燃焼させないといけません。サランラップを巻くことで温まった脂肪は、燃焼しやしくなりますし、温まることで代謝がアップします。
部分痩せはもちろんですが、サランラップを巻いて運動をすると全身の代謝が上がり、トータルダイエットにも効果が期待できるのです。
引き締め効果
サランラップは密着度が高いので、自分の好みの強さで巻くことができます。発汗を促す効果のある部分用サポーターなどは、サイズ調整に限界があるので合わなくなると使えなくなり不経済です。
ところが自由自在に調整できるサランラップなら好みの強さで巻いて適度に引き締めることができます。
サランラップダイエットのやり方
サランラップダイエットのやり方はとても簡単です。お腹痩せしたいなら、お腹にサランラップを巻くだけです。
薄いサランラップは、ぐるぐるっと重ねて巻いた上から洋服を着ても不自然ではありません。そのまま家事をしたり、くつろいで過ごしても発汗作用があります。
ただ、せっかくならサランラップダイエットの効果を高める方法で行いましょう。
運動時に巻いてみる
サランラップを巻いた状態でウォーキングなど軽い運動をすると、巻いた部分だけ驚くほど大量の発汗があります。
まさに部分的なサウナスーツ効果を実感できるので、サランラップダイエットの効果を高めるためにはぜひとも運動時に活用しましょう。
入浴時に巻いてみる
お風呂に入る時にサランラップを痩せたい部分に巻いてみるのもおすすめの方法です。お風呂では素早く温まりますので、短い時間でも発汗作用があります。
運動をする時よりもラップを重ねる必要はなく、薄く巻くだけでも発汗しやすくなります。半身浴をする時にやってみるとウエストや太ももなど集中的に絞ることができます。
サランラップダイエットの注意点
サランラップは食品を保存するものなので、清潔な状態で製造されています。皮膚に直接触れさせても心配はありません。
ただ、少しだけ注意するポイントはありますので、確認しておきましょう。
1.きつく巻き過ぎないこと
サランラップは密着するので一度きつく巻いてしまうと簡単に巻き直すことができません。最初から強く巻き過ぎないようにしましょう。
血流が悪くなるほど強く巻くことは、脂肪の燃焼を低下させることになるので注意してください。
2.長時間巻き続けないこと
皮膚は汗が付着したまま蒸発しないと蒸れてしまいます。長い時間サランラップを巻き続けることは汗疹やかぶれの原因になるのでやめましょう。
1時間のウォーキングの間だけ、30分の半身浴の間だけなど、時間を区切って行いましょう。
まとめ
どこにでもあるサランラップをダイエットのために活用する方法は、地味ですが効果が高いダイエットです。お腹痩せを成功させるために今日からでもすぐにできるので、チャレンジしてみてはいかがでしょう。